CROSSTALK

01:男性アナウンサー

熱いアナウンサー3人に語り合ってもらいました。

MEMBERS

報道制作部

柏木

2023年入社

報道制作部

平田

1994年入社

報道制作部

中久木

2010年入社

Q. アナウンサーの仕事について

平田

例えば、普段の仕事で行くと、うちはもうアナウンサーというその肩書きがあったとしても、報道制作部の部員として働いている。柏木さんは、普段ニュースの取材、記者として働きながら、なおかつ自分が作ったニュースも含めてニュースを読む。中久木さんも同じで、MieライブのMCをやっている時はMieライブのMCやるけども、それ以外は報道の記者として 現場に行って、取材して、原稿書いて。うちの場合は、しゃべること以外に、報道記者の仕事をやったり、番組を作ったり、ディレクターをしたりすることもある。普段からの取材の力とかが、男性アナウンサーで言えば、スポーツの実況する時に役に立つ。スポーツの実況って、ただ単に目の前で起きてる試合を喋るだけじゃなくて、事前に取材に行って、選手と一対一で喋って、その選手の物語とかを聞いて、また自分で原稿資料にまとめて、場面が来たら喋るっていうことをやる。普段のレギュラーの仕事で、報道記者として現場に行って取材をするっていうことが、喋ることにも活かされてるっていうのが、三重テレビのアナウンサーとしての魅力っていうかね、他の大きな局では経験できないようなアナウンサーの仕事ができるっていうのがうちの局の大きなメリットかな。

中久木

もうその通りだと思いますね。あと、そのアナウンサーの業務の種類でいうと、平田さんから説明していただいたものと、あと、普段皆さんがこう見てるVTRとかのナレーションを頼まれて読んだりとか。あとは司会業もあって、例えばある企業から司会を頼まれて、その司会を三重テレビとしてではなくて個人としてやって社会貢献していくみたいな。そういうこともアナウンサーとしてやらせてもらったりっていうのが最近は結構多くなってきましたね。

柏木

中久木さん、MieライブのMCをされてると思いますけど、MieライブのMCっていうのもどういう仕事かもちょっと改めて教えてくれませんか?

中久木

もう皆さん見てもらっているままっていう。一連の1日の業務でいうと、基本的にはMieライブの番組がある時は、MCとして出ることの業務が多いんだけれども、時には午前中に取材に行ったりとか。あと、高校野球の期間とか、午前中に実況してそのまま帰ってきて、MieライブのMCもあるしとか。それって多分お2人とかもそういうことって結構ありますよね?午前中に実況した後、ニュース読んでるとか。

平田

うん、もう本当に7月はいそがしいよね。

中久木

兼務していますよね。例えば、平田さん、柏木さんって、野球だけじゃなくて、今ラグビーの中継とか多いじゃないですか。ラグビーの中継やった後に、他の事務作業を帰ってきてやらなあかんかったりとか。 柏木さんは、ディレクターで番組作ったりしているから。ニュース読んだ後に、編集やっているとか。朝早く来て編集してから ニュースの取材行って、帰ってきてニュース読んでとか。ここにいる3人だけじゃなくて、女性アナウンサーも含めてみんな、毎日そういう感じ。

柏木

僕は普段ロケでリポートするとかっていうのもそうですし、ディレクターとして何かこう番組を作らせてもらうっていう機会が多くて、今年で2年目なんですけど、その年代の若さではすごいチャレンジさせてもらっている。 ここまでやりたいってことやらせてくれるのは、本当にどこにもないんじゃないかなと思います。

平田

大きい局になるほど、番組を作るっていうことについてのハードルが高いので、 1年目の子がメインでディレクターやるっていうことは普通ない。これまでの三重テレビでもほぼなかった。他の大きな局では経験できないようなアナウンサーの仕事ができるっていうのが、 三重テレビの大きなメリットかな。

Q. つないでいる大切なこと

平田

今もう僕はほぼほぼアナウンサーとしてはスポーツの中継しかやっていなくて。特に、男性アナウンサーはスポーツの中継に関わることが多くて、それに関して教えることが多いよね。スポーツの実況に関しては、やはり、経験してる先輩アナウンサーから教えてもらうしかない。代々受け継がれてきてるものがあって、先輩とかから教えられてきたものを後輩に伝えていく。例えば僕が入社30年で、大体年間10試合ぐらいスポーツの中継やってたら、もう300試合ぐらいスポーツの中継やっている。その300試合全てがいい中継ができたかっていうと、そういうことってほとんどなくて、失敗があったり、成功があったりとか、何年やっててもその繰り返し。高校野球とか高校サッカーは映っている選手たちにとっては、テレビで自分がプレーしている様子が映像として残されるっていうのは、その人にとっては、ほんとに一生の宝物になるような中継になる。だからこそ、どんなに苦しくても、頑張ってる子たちのために頑張れと。っていうのは、デビューする時にね、2人に伝えました。

中久木

素晴らしい!!これがもう全てです。これは僕の感覚だけれども、アナウンサーってやっぱり画面に出るから、目立ちたいのね(笑)だけど不思議な話で、実況でいったら、今日かっこいいこと言ってやろうと思ってやって、俺、今日かっこいいこと言えたかもしれないって思った実況と、めっちゃ取材して、この人らのために頑張らなあかんと思って中継に臨んだ試合とでは、明らかにクオリティーが後者の方が高いんです。全てにおいて世の中で起きてるものの代弁者になるとか、あるいは世の中で、いろんなことを考えていらっしゃる人たちの思いを代わりに伝えるとか、そういうことをやる仕事だから、そこへの熱量を持ってないと絶対に成り立たない。だから、平田さんの選手たちのために頑張ろうっていう話は、その他の分野にも繋がる。自分以外の誰かのためにどれだけ頑張れるかっていう想いを、今後もつないでいかなければならないと思いますね。

柏木

僕は今年2年目で、入ったばっかりの目線から言うと、取材に行き、番組を作るにしろ、スポーツの実況をするにしろ、そのための準備を取材対象者への愛を持って続けてきたっていうのが、やっぱり1つ。三重テレビの特に男性アナウンサー、このスポーツの現場でこう喋る、伝えるっていう中ではつながれてきたことだと思う。例えば 高校野球とか高校サッカーの現場に、平田さん、中久木さんの選手や監督への取材に同行する時と、その後に僕が1人で行く取材とでは全然取材の中で聞けるものや想いっていうのが違っていて、10年、20年としっかり取材を行って、監督や選手と関係性を作ってきた中でこそ聞ける言葉っていうのはやっぱりあるんだなと感じますね。

平田

新しく入ってくる子たちにも、2人に伝えてきたことをそのまま伝えたいね。