第34話　～世界遺産が招く秋の旅～

三重県出身のチャンカワイがアシスタントの池山智瑛とともに三重県をはじめとした各地へと旅に出る。

今回は奈良県奈良市で世界遺産の社寺への旅。今年が世界遺産「古都奈良の文化財」として登録されて25周年。今回はその中から、唐招提寺と元興寺の2社寺を訪ねます。

旅のスタートは唐招提寺から。日本に正しい仏教を伝えるため、失明するなど苦難の末に6度目の航海で来朝した唐の僧・鑑真和上が戒律を学ぶための寺院として759年に創建した。奈良時代の建物が多く残り、国宝の建造物の宝庫ともいえる歴史的にも価値の高い唐招提寺の貴重な伽藍内をめぐります。

奈良市の中心部、懐かしい街並みが続くならまちは、そのほとんどがかつての元興寺の境内でした。蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である「法興寺」がその前身で、飛鳥から新都へ移転した奈良時代の元興寺は、東大寺や興福寺と並ぶ大伽藍を誇っていましたが、鎌倉時代には元興寺の伽藍も解体されてしまい創建当時の伽藍は半分以下になってしまいました。境内をめぐると一部に日本最古の飛鳥・奈良時代のものと言われる瓦を見ることができます。

そのほか、ならまちで大正１０年の創業以来、蚊帳の製造を行ってきた「吉田蚊帳」。猿沢池の近くに店を構える和菓子の人気店「総本店 柿寿賀」を訪ねます。

取材先

唐招提寺	＞ 詳しくはこちら ＜
総本店柿寿賀	＞ 詳しくはこちら ＜
元興寺	＞ 詳しくはこちら ＜
吉田蚊帳	＞ 詳しくはこちら ＜