第37回は四日市市にある四日市中央工業高校ウエイトリフティング部を紹介します。
三重県四日市市の西部にある四日市中央工業高校。サッカーはもちろん水球でもインターハイの強豪校ですが、ウエイトリフティングも盛んな学校です。
ここに去年のインターハイで3位、国体で全国優勝を果たした選手がいます。田島佳選手・高校3年生。春からは東京の大学への進学が決まっています。実は田島選手、コロナ禍の影響で3年前、地元三重で開催されるはずだった「三重とこわか国体」が中止され、その悔しさをバネに努力を重ねた選手。そして去年、高校生活ラストチャンスの国体で見事全国優勝を果たしたのです。
その輝かしい実績は仲間たちにも良い影響を与えています。ウエイトリフティングは腰の強さや上半身の力で100kg以上のウエイトを持ち上げると思われていますが、下半身の強さとリズム、瞬発力も必要だと言います。
顧問の森先生は、その強化を実現するため、屋内だけでなく屋外でのユニークなトレーニングも取り入れています。それらが功を奏し、国体での優勝や上位入賞者を輩出するレベルにまで引き上げました。心からウエイトリフティングを愛し、努力する仲間たちの姿を伝えます。