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78件の火災のうちタバコ原因が最多 消防出初式で地域防災力向上へ決意新た

 新春恒例の消防出初式が12日に三重県四日市市で行われ、消防関係者が一堂に集まり多くの人でにぎわいました。

 市民に防火・防災の意識を高めてもらおうと毎年、開かれているものです。

 今年は、四日市市出身でパリオリンピックのレスリング女子53キロ級の金メダリスト藤波朱理選手が一日消防長に任命されたほか、三重県住みます芸人のオレンジ田中さんが一日消防団長に任命されました。

 市内の消防関係者など約1000人が参加し、藤波選手の指揮のもと、消防車両などがゆっくりと分列行進を行いました。

 式典では、四日市市の森市長が「今後も地域防災力と消防力の向上に向けた取り組みを進めていきたい」とあいさつしました。

 このほか地元消防団によるはしご登りが行われ、高さ6メートルのはしごの上で団員たちが熟練の技を披露すると、集まった観客から大きな拍手が送られていました。

 最後は消防車両などの一斉放水で出初式のフィナーレを飾りました。

 四日市市では去年1年間に78件の火災が発生していて、このうちタバコが原因の火災が最も多かったということです。

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