50年前の漁村写真にはじける笑顔 海女漁や共用井戸の日常シーンをモノクロで
三重県津市に住むアマチュア写真家の鼻谷幸太郎さんが、約50年前の漁村風景を撮影したモノクロ写真展が、鳥羽市の鳥羽大庄屋かどやで開かれています。
漁村に住む人々の力強さに魅かれ、鼻谷さんは会社員として働くかたわら、県内各地の離島などに足を運んでその日常をカメラに収めてきました。
会場には、1968年から1975年にかけて、鳥羽市と志摩市の離島や漁村で撮影した約40点が展示されています。
海女漁の様子や干物が載せられた網を守る子どもの姿、共用の八角井戸を利用する人々など、当時の日常が切り取られています。
いけすとして魚を入れる大きな籠は、当時の子どもたちの絶好の遊び場となっていて、はじけるような笑顔が収められています。
モノクロ写真展は28日まで開かれています。