伊勢神宮に奉納される新茶の初摘み
三重県内有数のお茶どころとして知られる大台町で、伊勢神宮に奉納される新茶の初摘みが行われました。
大台町神瀬にあるハウスで行われた新茶の初摘みには、農家などでつくる大台町茶業組合の人たちのほか、地元住民や町の職員など、約50人が参加しました。
大台町は寒暖差が大きく、宮川流域に発生する霧がお茶の生育によいとされ、肉厚に育った茶葉は、二回、三回とお茶をいれても、香りとコクが持続するのが特徴です。
今回収穫されたお茶は、伊勢神宮に奉納される大切なもので、「一芯二葉」と呼ばれる葉の先端のやわらかい芯と小さな2枚の葉を一緒に手摘みします。
関係者は「伊勢神宮奉納ということで、三重県で最初の茶摘みになります。お祭りみたいな感じなもので、役場や関係者の協力でこの茶摘みができています」と話しています。
収穫された茶葉は、今月23日に伊勢神宮に奉納されるほか、伊勢市内でも販売されます。