99.3%と高水準維持 就職希望の高校生内定率 人手不足背景に「売り手市場」
県教育委員会のまとめによりますと、今年3月に県立高校を卒業した約1万人のうち、就職を希望していた人は約3割にあたる3003人で、就職内定率は99.3%と前の年の99.7%をわずかに下回りましたが、依然として高い水準を維持しています。
その一方で、20人が就職先が決まらないまま高校を卒業していて、県教育委員会では、高校の進路指導の担当者やハローワークと連携して、就職の支援を継続していくとしています。
なお、地域別の就職内定率は最も高い南勢地区が100%、工場などが多い北勢地区で99.1%、最も低い伊賀地区で98.3%となっています。
県教育委員会によりますと、県内の高校生の就職内定率は2016年度以降、99%以上の高い水準を維持していて、今後も人手不足を背景に「売り手市場」の傾向が続くとみられています。