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一大軍事のまちとして誕生した三重・鈴鹿市 約120本の桜の下で戦争遺跡などを紹介

 約120本の桜が植えられている三重県鈴鹿市の桜の森公園で29日、戦争の歴史や平和の尊さを考える「春まつり」が開かれ、多くの人でにぎわいました。

 鈴鹿海軍航空基地をはじめ、周辺の多くの軍事施設を集積させるため、1942年に2つの町と12の村が合併し、一大軍事のまちとして誕生した鈴鹿市の歴史を知ってもらおうと、毎年開かれているものです。

 会場には、当時の軍事施設の地図や市内の戦争遺跡などを紹介するパネルが展示され、訪れた人たちがその歴史の一端に触れていました。

 他にも、子どもたちによるダンスの披露やたこ揚げなどが行われ、桜がほころび始めた公園内で多くの親子連れが楽しんでいました。

 関係者は「鈴鹿市にこれだけの軍事施設が集積していたことを知らない人も多い。戦争の歴史を忘れることなく平和の尊さを伝えるためまつりを継続していきたい」と話していました。

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