「忌鍬」降り下ろし豊作と安全祈願 50種以上の野菜や果物栽培の神宮御園

春分の日の20日、伊勢神宮の農園、神宮御園(みその)では、1年の豊作を祈る御園祭が営まれました。
伊勢市を流れる五十鈴川の河口近くに広がる約2万平方メートルの神宮御園では、神さまに奉納する50種類以上の野菜や果物を伊勢神宮の職員が栽培しています。
御園祭は毎年春分の日に行われ、神職や関係者約30人が参列しました。
神宮御園などの責任者を務める作長の山口剛さんが「忌鍬(ゆくわ)」と呼ばれる鍬を3回降り下ろし、土を耕す動きをして1年の豊作と農作業に携わる人たちの安全を祈願しました。
神宮御園の野菜や果物は、伊勢神宮のお祭りなどでそなえられるということです。