入札にするべき修繕工事を分割発注して特定の業者と契約 職員を懲戒処分

三重県松阪市は、小規模修繕として本来取り扱えない工事を分割発注することで、小規模修繕工事にしたとして、14日、男性職員を訓告の懲戒処分にしました。
松阪市によりますと、産業文化部の男性職員は、建設部にいた2023年度、近隣の2カ所の修繕工事で本来なら入札するところを、事務の簡略化や特定の業者と契約することを目的に小規模発注工事として取り扱ったものです。
2023年度の決算をチェックをしていた契約監理課からの報告を受け、総務部が調査して発覚したもので、調べに対し、男性職員は「入札すると時間がかかり地元の要望もあり早期に修繕したかった。手続きの遅れで時間がなかった。申し訳ない」と話しているということです。
松阪市では「このような事態となり、職員や市民の皆様の信頼を大きく損なう結果となったことをお詫びします」とコメントしています。