「自分の手で有名に」「おいしいトマトを」三重県農業大学校で卒業式

将来の農業の担い手を育成する三重県農業大学校で、13日、卒業式が行われ、農業技術を学んだ35人が新たな一歩を踏み出しました。
卒業を迎えたのは、2年課程と1年課程を終えたあわせて35人です。式では谷口典生校長から2年課程の代表には卒業証書が、1年課程の代表には修了証書が手渡されました。
谷口校長は「勉学や学校行事を通して、自らを鍛え、前向きに成長する姿勢協力しながら、何事も乗り越えようとする姿をみると、新たな時代の農業を担うにふさわしいと心強く思う」とはなむけの言葉を贈りました。
これに対して、卒業生を代表して勝村琉生さんが「私たちはまだまだ成長途中です。いまこの現状に満足せずもっともっと成長し、農業大学校で学んだことを忘れず何事にも前向きに取り組んでいきたいと思っています」と決意を述べました。
卒業生は「すごく楽しく学ぶことができた2年間で、これからも頑張ろうという気持ちになれた。人とのつながりが大事だと思うので、若い人どうしもつながって、これからの農業を盛り上げていきたい」「果樹でナシをしてみたいと考えていて、栽培したいと思っている場所が多気町で、多気町自体はナシが有名ではないので、自分の手で有名になればいいなと考えている」「異業種からの参入なので、これからのスタートですが、皆さんの希望にこたえるような、おいしいトマトを届けることができたらと、それに向けて努力したい」などと話していました。