スマホの位置情報から地震・津波情報を自動通知 避難場所の検索機能も 三重県独自の防災アプリ
マグニチュード9の理論上最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合、三重県内のほぼ全域では震度6弱以上の揺れが想定され、伊勢志摩沿岸部を中心に最大震度7が想定されています。
志摩市や尾鷲市などの一部地域には、地震発生から最短3分で津波が押し寄せると想定。津波による県内の推定死者数は最大で約4万2000人に上るとされ、早急な津波対策が求められています。
三重県は、住民にいち早く災害情報を発信することで迅速な避難につなげてもらおうと、去年11月から地震や津波などの情報を、スマートフォンへ自動的に知らせる独自の防災アプリ「みえ防災ナビ」の運用を開始しました。
事前にスマートフォンにダウンロードしておくと、GPSの位置情報をもとに、地震や津波などに関する通知が自動的に送られてくる仕組みで、最寄りの避難場所や現在地付近のハザードマップなどを検索する機能も備えられています。
また、外国人への避難を呼びかけようと、日本語のほか、英語や中国語など8つの言語に対応しています。
三重県では、防災アプリの利用を広く呼びかけていて迫り来る南海トラフ地震に備えてほしいとしています。