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災害発生時は寸断道路から障害物除去 消防団の「重機隊」が訓練で土砂や倒木運び出す

 東日本大震災の発生から14年となります。震災による土砂災害などで道路が寸断された際、重機を操作して救助活動を行う三重県桑名市消防団の「重機隊」が、桑名市消防本部と合同で9日に訓練を行いました。

 桑名市消防団の「重機隊」は、大規模災害への対応力を強化しようと去年4月に発足したもので、災害発生時には重機で道路の障害物を除去する作業などを担当します。

 訓練は、桑名市内で最大震度6強の地震が発生し、がけ崩れが起きたという想定で行われ、重機隊員と桑名市消防本部の職員ら約40人が参加しました。

 去年発生した能登半島地震では、道路が寸断され救助活動に時間がかかったことから、訓練ではまず重機を操作して道路に流れ込んだ土砂や倒木を運び出し、車両の通行ルートを確保しました。

 土砂崩れで埋まった家屋からの救助訓練では、重機で建物周辺の土砂を取り除き、手作業で屋内の土砂をかき分け、救出活動の手順を確認していました。

 桑名市消防団の中久木団長は「一人でも多くの隊員が救助活動に力を注げたら」などと話していました。

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