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福祉団体がサポート詐欺で100万円だまし取られる 「トロイの木馬に感染」

 三重県津市にある福祉団体が、インターネットを悪用したサポート詐欺に遭い、ネットバンキング口座の顧客番号とパスワードがだまし取られました。

 警察では、特殊詐欺事件として詳しく捜査しています。

 警察の調べによりますと14日、津市にある福祉施設のノートパソコンから警告音のような音が鳴り、「トロイの木馬に感染した」とのメッセージが表示されました。

 事務員が表示された番号に電話すると、マイクロソフト社員を名乗る片言の日本語を話す男から「ウイルスに感染している」などと言われたということです。

 事務員は指示されるまま遠隔操作が可能となるソフトをダウンロードしたところ、男から「出金を止めるために顧客番号やパスワードを教えてほしい」などと言われ、それらの情報を伝えてしまったということです。

 その後、口座からは100万円が引き出されていたということで、警察では「直接的に現金をだまし取ることのない新しいタイプの手口」だとして、注意を呼びかけています。

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