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「階段あると行けない」「どうしても知ってほしかった」 人権作文入賞の女子中学生が呼びかけ

 人権問題の作文コンテストで、三重県内の中学生3人が全国大会で入賞を果たし、このうち2人が通う津市立東橋内中学校で27日、表彰状の伝達式が行われました。

 今年は全国6450校から約74万点の応募があり、このうち93点が優秀作品に選ばれ、三重県から全国大会に推薦された3作品が法務事務次官賞と法務省人権擁護局長賞を受賞しました。

 法務事務次官賞には、難病を患った父親の葛藤と誰もが過ごしやすい社会を呼びかける作文を書いた、三行穂乃芽さんの作品が選ばれました。

 三行さんは「お父さんと出かける時、階段のある所だと行けないので、ユニバーサルデザインを広げていってほしい」と呼び掛けていました。

 また、母親がウクライナ出身のキット・アンジェリナさんは、ロシアによるウクライナ侵攻によって叔父が戦死したことを受け、戦争の理不尽さや平和への思いを書き、法務省人権擁護局長賞を受賞しました。

 キットさんは「書いている時は辛かったけど、どうしてもみんなに知ってほしかった。多くの人が亡くなり、辛い人がいるということを知ってほしかった」と訴えていました。

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