歌人・佐佐木信綱と横山大観の関係 挿絵や絵葉書から読み解く
三重県鈴鹿市出身の歌人・佐佐木信綱の作品や親交のあった画家たちの作品を紹介する特別展が、佐佐木信綱記念館で開かれています。
国文学者や歌人など様々な顔を持っていた信綱は、歌集の挿絵を依頼した画家たちなど、芸術界の人々と多くの交流を持っていました。
今回の展示では、信綱の歌集を彩った表紙や挿絵のほか、明治から昭和時代に活躍した日本画壇の横山大観や川合玉堂からの絵葉書など、約60点が展示されています。
中でも、洋画家・和田英作が歌集の挿絵として描いた肖像画や手紙のやりとりからは、信綱との関係性の一端を見ることができます。
特別展「信綱を彩った画家たち」は3月16日までで開かれています。