「やり方を全て改めなければならない」 水道工事巡る贈収賄事件 工務課廃止し整備課と維持課を新設置
三重県津市の水道工事を巡る贈収賄事件で、前葉市長は21日、定例記者会見で来年度から水道工務課を解体するなどの対策を行い、「今までのやり方を全て改めなければならない」と話しました。
この事件は、津市上下水道事業局の職員2人が水道工事の委託先選定で、市内の工事会社に対し有利になるよう便宜を図った見返りに、洗濯機などの物品を受け取ったとされるものです。
水道工務課では課長1人の管理のもと、早急な対応が求められる業務を行っていたことにも問題があったとして、津市は来年度から現在の水道工務課を廃止し、水道整備課と水道維持課を新たに設置して、それぞれ独立した課長のもとで業務を行うという対応策を発表しました。
前葉市長は20日の会見で、これらの対応を通して「水道工務課が生まれ変わる必要がある」と述べました。