三重大の四日市キャンパス 開設協議を2年間休止 次期学長などが検討を
JR四日市駅周辺に新たな大学を設置する計画について、キャンパス開設に向けて検討を進めてきた三重大学は、施設開設が少なくとも2年間遅れることになったことから協議を休止すると発表しました。
四日市市が目指す大学設置の計画について、三重大学は去年2月に市と協定を結び、工学系を中心とした新たなキャンパスの開設に向けて協議を進めてきました。
しかし、去年12月の四日市市との打ち合わせの中で、施設の整備スケジュールが2029年度から2031年度にずれ込むことが報告されました。
新たなキャンパスの開設が少なくとも6年後となったことを受け、三重大学の伊藤正明学長は20日、学長としての任期が残り2年しかなく、キャンパス開設の可否については新たな学長のもと新執行部が決定すべきとして、2年間協議を休止すると発表しました。
今年度末までに開設についての可否を決定するとしていた協定の扱いについては、四日市市と話し合いを進めるということです。