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「すごく貴重」 児童らが能楽を体験 人間国宝が直接指導

 能楽の楽器の打ち方や、謡(うたい)を体験することで、その魅力を知ってもらおうと、三重県松阪市の小学校で能楽体験教室が開催されました。

 子どもたちに能楽の楽しさを知ってもらおうと、岡三加藤文化振興財団の支援を受け、2000年から継続的に開催しています。

 18日、松阪市立松江小学校を訪れたのは、大倉流小鼓方十六世宗家で、2017年に人間国宝に認定された大倉源次郎さんら5人の能楽師です。

 参加した児童約90人は、間近で能楽の演奏を聴いたほか、人間国宝の大倉さんから直接指導を受け、それぞれの楽器の歴史や皷(つづみ)の打ち方を学びました。

 参加した子どもたちは「すごく貴重だと思った。見れて嬉しかった」「近くで見たり、教えてもらったりできておもしろかった」などと話していました。

 教えに訪れた大倉さんは「日本の文化に出会う機会が本当に少ない。五人囃子(ばやし)のひな人形が飾られる前のこの2月の時期に、させていただいて、子どもたちも、興味を持っていいタイミングで心に残る」と話しています。

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