「捩じり環頭金具」に金使用の直刀 大和政権との関係うかがえる副葬品 古墳出土品から当時に思いはせ
三重県松阪市の古墳から出土した副葬品などを通じて、当時の生活を紹介する企画展が、松阪市文化財センターで開かれています。
松阪市では国宝に指定された船型埴輪などが出土した宝塚1号墳古墳が知られていますが、市内にある約1000基の古墳のうち、9割以上は10メートルから50メートルほどの小規模円墳でした。
今回は、約20の古墳から出土した埴輪や副葬品など約110点が展示されています。
山添2号墳から出土した副葬品のひとつ、長さ約1メートルの「直刀」といわれる刀は、部品の一部の「捩(ね)じり環頭金具」に金が使われた珍しいもので、大和政権との関係が推察できるということです。
「松阪のいろいろな古墳」展は、3月23日まで開かれています。