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ロシアから帰った大黒屋光太夫 小説の各場面から足跡たどる 絵図など紹介

 日本で初めてロシアから帰国した大黒屋光太夫を題材にした小説をもとに、光太夫の足跡をたどる企画展が三重県鈴鹿市の大黒屋光太夫記念館で開かれています。

 現在の鈴鹿から江戸まで荷物を運ぶ船頭だった光太夫は、白子港を出発したあと嵐に遭遇し、漂流したのちロシアにたどり着きました。

 企画展では、「漂流」にまつわる作品を数多く発表した吉村昭の小説「大黒屋光太夫」に登場する各場面から一行の足跡をたどるもので、絵図など約40点が展示されています。

 中でも、冒頭部分の原稿からは、何度も書き直した跡など、作品を作り上げた過程を見ることができます。

 この企画展は3月16日まで開かれています。

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