子育て支援に112億円 フリースクールへ1500万円初計上 三重県の新年度当初予算案8366億円
子どもへの支援や防災対策などに重点を置いた三重県の新年度当初予算案が、12日に発表されました。新型コロナ対策の費用を除けば過去最大規模となります。
三重県の新年度の当初予算案は、一般会計の総額が約8366億円で、2年ぶりの増額となりました。
このうち、子どもや子育て支援などの取り組みに約112億円、南海トラフ地震の対策強化に約38億円、コロナ禍前に比べて回復が遅れている外国人観光客の誘客に向けた取り組みに約18億円が計上されました。
子どもや子育て支援の取り組みでは、市町が行う事業への補助として約3億3000万円が盛り込まれた他、不登校の子どもたちなどが通うフリースクールへの運営支援として約1500万円が初めて計上されました。
防災・減災対策では、南海トラフ地震の新たな被害想定の作成などに約1億5000万円、去年1月の能登半島地震の教訓を踏まえた取り組みとして市町が行う孤立地域対策や避難所の環境改善への支援などに約3億3000万円が計上されました。
一見知事は「防災もこども施策も終わりのない常にやっていかなければならないもの。しっかりやっていくいうのが令和7年度予算」と話しました。