父の「ギャンブルに金を使う」などの行為に殺意を抱いたか 昨年3月の三重・津市の殺人事件初公判
三重県津市の住宅で同居する父親を殺害したとして、殺人の罪に問われている49歳の息子の初公判が10日、津地方裁判所で開かれ、男は起訴された内容を認めました。
殺人の罪に問われているのは、津市柳山津興の無職、猪又篤被告(49)です。
起訴状などによりますと、猪又被告は昨年3月、同居する当時79歳の父親の首と胸をナイフで突き刺し、失血死させたとして殺人の罪に問われています。
津地裁で開かれた初公判で、猪又被告は「間違いないです」と述べ、起訴された内容を認めました。
この後の冒頭陳述で、検察側は「猪又被告が父親と2人で暮らす中で、父親がギャンブルに金を使うなど言うことを守らなくなり、殺意を抱くようになった」と指摘しました。
弁護側は「猪又被告は父親を殺害した後に自首していて、拘留中も反省や後悔の弁を述べている」と主張しました。
次の裁判は2月12日に行われます。