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「大きくなれ」児童がアマゴの稚魚を川へ 県内各地で実施「全国豊かな海づくり大会」放流事業

 今年11月に三重県志摩市などで開かれる「全国豊かな海づくり大会」に向け、5日に大紀町で子どもたちがアマゴの稚魚を放流しました。

 41年ぶりに三重県で開かれる大会に向けて機運を高めようと、去年6月から県内各地の沿岸や河川で行われている放流事業の一環です。

 大紀小学校の4年生9人が参加し、アマゴの生態などを学び、大内山川の支流、唐子川へアマゴの稚魚を放流しました。

 大会のためにデザインされた揃いの法被を着た子どもたちは、「大きくなれ」と声をかけながら、大台町の養殖場で育てられた体長10センチ余りのアマゴの稚魚を静かに放していました。

 子どもたちは「水が冷たかったけどきれいだった。アマゴがピチピチと早く動いていた」「川がもっときれいになって、アマゴも大きく育ってほしい」と話していました。

 「全国豊かな海づくり大会」は水産資源の保護などを通して水産業の発展を図ろうと、天皇皇后両陛下が臨席される4大地方行事の一つとして開かれるもので、11月9日に志摩市と南伊勢町で開催されます。

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