三重でも緊急点検開始 浄化センターにつながる大型下水道管対象 埼玉の陥没事故受け実施
埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故を受け、三重県内でも4日から下水道管の緊急点検が始まりました。
1月28日、埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故ではトラックが穴に転落し、現在も救助活動が続いています。
下水道管の破損などが原因とみられ、今回の事故を受けて国土交通省は全国の下水道管理者に大型の下水道管の緊急点検を要請しました。
県内では川越町と四日市市にある2つの浄化センターにつながる直径2メートルの大型下水道管15カ所を対象に、4日と5日に緊急点検が行われています。
4日、桑名市で行われた北部浄化センターにつながる下水道管の点検では、作業員がマンホールを開け、硫化水素などの濃度を調べ安全を確認した後、下水道管のゴミや損傷などを点検しました。
北勢流域下水道事務所の椙本浩盟副所長は「定期的に点検は行っている。継続的に続けて適切な施設の維持管理に努めていきたい」と話していました。
4日は7カ所で点検が行われ、異常はなかったということです。