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140年以上つづく伊勢神宮を火災や風水害から守る「神宮消防」 新春の「出初式」

 火災や風水害から伊勢神宮を守るために活動している「神宮消防」が30日、内宮で一般の出初め式にあたる「出初式」を行いました。

 神宮消防は、伊勢神宮や神宮林を守ろうと1882年、明治15年に結成された自主防災組織で、30日は消防組員や神宮衛士ら約80人が参加しました。

 式では久邇朝尊大宮司から、長年にわたって神宮消防で活動する2人の組員に表彰状が贈られました。

 そして、原政美警衛部長が「神宮消防の誇りと使命感を持って精進されますとともに、歴史と伝統に満ちた神宮を引き続きお守りいただきたい」と訓示しました。

 このあと、消防車両5台とともに内宮の敷地内にある御池まで行進し、池に向かって一斉に放水しました。

 神宮消防では、4組編成で内宮外宮をはじめ所管する神社や神宮林での初期消火活動や、災害時の特別警備に備えています。

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