養殖マガキとヒオウギガイから麻痺性貝毒 大量摂取で顔面や手足にしびれ 三重県が出荷自主規制求める
三重県は30日、南伊勢町で養殖されているマガキとヒオウギガイから、食品衛生法の規制値を超える麻痺性貝毒が検出されたと発表しました。
県は関係する三重外湾漁業協同組合を通じて生産者に対し、出荷の自主規制を求めました。
三重県と南伊勢町が23日に貝毒プランクトン定期調査を行ったところ、貝毒原因のプランクトンが確認されました。
また30日、養殖されているマガキとヒオウギガイの貝毒のマウス検査を県が行ったところ、食品衛生法の規制値を超える麻痺性貝毒が検出されました。
マガキは規制値の2.2倍、ヒオウギガイは規制値の約13倍でした。
麻痺性貝毒を大量に摂取すると、食後約30分で顔面や手足にしびれの症状が出るということです。
三重県では今後、週に1度、貝の検査を実施し、3週以上連続して規制値を下回れば、出荷の自主規制を解除するとしています。