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直木賞作家・澤田瞳子さんが「源氏物語」について深い考察語る

 歴史小説家と斎宮歴史博物館の学芸員が「源氏物語」について語り合うトークライブが13日、三重県津市の三重県文化会館で開かれました。

 明和町にある斎宮歴史博物館の開館35周年を記念するイベントとして開かれたもので、歴史小説家の澤田瞳子さんと斎宮歴史博物館の学芸員・榎村寛之さんが、それぞれ講演を行ったあと「源氏物語」についてトークライブを行いました。


 物語で異彩を放つ登場人物、六条御息所の性格や物語で果たす役割について触れたほか、生霊としての描写は源氏物語が単なる恋愛物語ではなく、人間の心理や社会構造への理解を深める作品であるなど、それぞれが「源氏物語」についての考えを述べていました。

 また玉鬘十帖(たまかずらじゅうじょう)は、物語に一貫性を持たせるために後から挿入されたのではないか、とそれぞれの見解を交わしました。

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