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逃げ遅れた宿泊客をはしご車で救出 火災発生想定した避難訓練

 三重県内有数の観光地である鳥羽市の宿泊施設で19日、従業員を対象に南海トラフ地震による火災発生を想定した避難訓練が行われました。

 宿泊施設の従業員が災害時に迅速な対応が取れるように鳥羽旅館組合が毎年この時期に行っているもので、南海トラフを震源とした地震が発生し客室から出火してケガ人が出たという想定で行われました。

 今年は組合に加盟する宿泊施設から約150人が参加し、従業員が客室ごとに避難を呼びかけると、宿泊客に扮した参加者らは誘導に従って階段から避難しました。

 駐車場では、鳥羽市消防本部のはしご車で逃げ遅れた宿泊客を救出したり、訓練用消火器を使った訓練も行われました。

 また、鳥羽市防災危機管理室の職員による防災講話も開かれ、観光客や市民の避難場所となりうる宿泊施設の従業員としての心構えを学んでいました。

 鳥羽旅館組合の迫間優子理事長は「安心安全に泊まってもらうのが我々の仕事。安心して鳥羽に来てほしい」と話していました。

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