鏡を見ずに締める袋帯 振り袖を素早く着付け所作は上品に 着物文化を次世代へ
着物の着付け技術や所作の美しさなどを審査するコンテストが17日、三重県津市で開かれました。
着物の魅力や着物文化を次世代に伝えていこうと毎年開かれているもので、6つの部門に中部地方の着付け教室に通う生徒など81人が出場しました。
このうち「振り袖の部」では、10人の出場者が豪華絢爛(けんらん)な振り袖を素早く着たほか、鏡を見ずにきらびやかな袋帯を一人で締めるなど、一つ一つの所作を上品に披露していました。
また「カジュアルの部」では、出場者らが優しい色合いの日常的な着物、小紋を手際よく着ていました。
出場者らは「緊張したが楽しかった」「優雅に見えるように心がけた」などと話していました。
コンテストの関係者は「この機会に、美しさの象徴である着物を着る女性が一人でも多く増えれば」と話していました。
コンテストで上位に入賞した出場者らは、2025年6月に東京で開かれる世界大会に出場します。