サン・セバスティアンのトップシェフに高校生が日本料理振る舞う
美食の街で知られるスペインのサン・セバスティアンのトップシェフに、料理人を目指す高校生日本料理を振る舞いました。
美食による地域の魅力づくりを学び三重の食を担う人材を育てようと、三重県が行っている交流事業の一環として行われました。
14日は、サン・セバスティアンの三ツ星レストランで指導部長を務めるシェフミケル・ソラズ・エチャベさんらが県立相可高校を訪れ、食物調理科の3年生17人が作った日本料理のコースを試食しました。
季節の食材を用いて彩り良く盛り付けられた先付けやわん物が次々と出されると、ミケルさんらは素材や調理方法などについて質問しながら味わっていました。
ミケルさんは「わん物のカニ料理が気に入った。私が料理の世界に入ったのは13歳の時でかなり勉強した。若い頃に感じた情熱があれば素晴らしい料理人になれる」とエールを送っていました。
参加した高校生は「スペインならではの料理方法や食文化を知りたい」「食文化も異なるので食材や似ている点を見つけて勉強したい」と話していました。
15日、ミケルさんらは津市の三重調理専門学校でスペイン料理のデモンストレーションを行っています。