60歳以上がサーキットコースで急ブレーキやスラローム体験 プロから指導受け安全運転学ぶ
60歳以上を対象にプロのアドバイスを受けながらサーキットコースを走る市民走行会が13日、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットで開かれました。
モータースポーツを通じた社会貢献活動を行う鈴鹿モータースポーツ友の会が、緊張感と判断力が必要なサーキット走行を通じて日常の安全運転につなげてもらおうと、定期的に開いているものです。
10回目となった今回は、鈴鹿市民を中心に60代から80代までの36人が参加しました。
ヘルメットを着用してマイカーに乗り込むと、全長1264メートルの鈴鹿サーキット南コースで急ブレーキやスラローム走行などを体験しました。
講師は地元出身のレーシングドライバーらが務め、ポイントごとにアクセルを緩めるタイミングや、ドライビングポジションなどのアドバイスを送っていました。
また、日本人初のル・マン24時間レースやF1公式戦に出場した鮒子田寛さんが特別ゲストとして招かれ、参加者らとともにサーキットコースを楽しんでいました。
講師を務めた元レーシングドライバーの福山英朗さんは「交通事故の要因に『漠然と運転』ということが挙げられる。正しくきれいな運転を心がけてほしい」と話していました。