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赤い藍の花が満開 農薬や化学肥料使わず栽培 種採取して新たな染めものへ

 三重県いなべ市大安町では、珍しい花が咲き始めました。

 ソバの花のようにも見えますが、実は東南アジア原産のタデ科の植物、藍の花で、その葉は藍染の染料として使われます。

 江戸時代に確立された藍染の技法を忠実に再現している地元の工房「いなべ藍ランド」に納めるため、大安町では農薬や化学肥料を使わずに栽培されています。

 藍染に使う葉は花が咲く前のものを刈り取って使用しますが、来年にまく種を採取するために花を咲かせているもので、現在、満開となっています。

 藍の花は白と赤が主ですが、こちらの畑では真っ直ぐに育って収穫がしやすい赤い花を咲かせる品種を栽培しています。

 小さな愛らしい花は1カ月ほど咲き、12月に種を採取するということです。

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