激戦制した津工業2年ぶり4回目の優勝 「ここからがスタート」 高校サッカー三重大会
全国高校サッカー選手権三重県大会の決勝が9日に鈴鹿市で行われ、津工業高校がPK戦で四日市工業高校を下し、2年ぶり4回目となる選手権全国大会出場を決めました。
27年ぶり3回目の選手権全国大会を目指すグレーのユニフォーム四日市工業と、2年ぶり4回目の選手権全国大会を目指すオレンジのユニフォーム津工業の一戦。
前半12分、四日市工業の1本目のコーナーキック。キャプテンの14番伊藤が頭で合わせ、四日市工業が先制します。
一方追いかける津工業は前半27分、こちらもセットプレー。コーナーキックのこぼれ球を15番林が右足で合わせ同点に。試合を振り出しに戻します。
その後は両チームともにチャンスをつくりますが、得点とはなりません。
そして後半、延長戦でも決着がつかず、PK戦へともつれ込みます。
5人のキッカーでも試合は決まらず迎えた7人目、決まれば津工業の優勝となる中、津工業のキッカーは2番の樋口。ゴール左上に蹴り込み、津工業高校が激戦を制しました。
2年ぶり4回目の全国大会出場を決めました。
片野典和監督は「積み上げてきたことを存分に発揮してくれた。応援も含め総合力で勝たせてもらった」と話しました。
土谷飛雅キャプテンは「厳しいゲームだった。練習でやってきたものが全てだと思う。ここからがスタートなので、また練習して次に臨みたい」と決意を新たにしていました。
全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選は18日に行われ、12月28日に国立競技場で開幕します。