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伝統的な画風の山水画や文化の違う「釈迦如来図」など 清朝時代の企画展

 清朝時代の書や絵画を紹介する企画展が、三重県四日市市の澄懐堂美術館で開かれています。

 澄懐堂美術館は、戦前の政治家で実業家でもあった山本悌二郎が収集した、中国の書画や文具などを収蔵する美術館で、明や清のコレクションでは国内有数とされています。

 今回の企画展では、伝統的な中国の文化と満州民族の文化の融合によって、新たな美意識が生まれたとされる清朝の時代に活躍した文人たちの作品を中心に、27点が展示されています。

 なかでも、雲海で知られる中国の廬山の景色を描いた山水画は4メートルほどもある大作で、当時の伝統的な画風が楽しめます。

 また、この「釈迦如来図」は鮮やかな朱色の衣をまとい柔和で気品がある姿で、日本でみる釈迦如来像とは異なりそれぞれの文化の違いがみてとれます。

 この展示は今月20日まで四日市市の澄懐堂美術館で開かれていて、23日からは後期の展示が始まります。

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