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戦争のない世界へ B29墜落現場で日米の戦没者追悼 山中に響くバイオリンの音色

 三重県名張市の山中では15日、アメリカ軍の爆撃機B29が墜落した現場で平和の集いが開かれ、日米両国の戦没者が追悼されました。

 終戦直前の1945年6月5日、B29が日本軍の攻撃を受けて名張市青蓮寺地区の山中に墜落し、搭乗員11人のうち2人が死亡し、生き残った9人は後に処刑されました。

 墜落現場では両国の国歌がバイオリンとリコーダーで演奏され、B29の11人の搭乗員と、出兵して犠牲となった名張市民1190人の戦没者への追悼の言葉が送られました。

 関係者や地元住民らが献花を行い、冥福を祈りました。

 また参列者は地蔵院に移動し、平和の象徴である白い鳩を青空に放った後、戦後79年に合わせて「平和の鐘」が79回つかれました。

 94歳の参列者は「これからも戦没者の慰霊を続けていきたい」と話していました。

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