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小学生お天気キャスター 小さい頃から指し棒にあこがれ 最近は将棋にも夢中

 夏休み中の子どもたちに気象予報士の仕事を体験してもらおうと、三重テレビ放送では7月31日から夕方の情報生番組に小学生がお天気キャスターとして登場しています。

 「小学生お天気キャスター たもりさんといっしょ」4日目は大台町立三瀬谷小学校4年生の川上祐さんが生出演しました。

 真っ黒に日焼けした姿で登場した祐さん、お天気キャスターの多森さんが尋ねると、さっそく夏休みの写真の紹介を始めました。

 祐さんは「これは蓮(はちす)ダムの見学に行っていた時の写真です。ダムは地域を大雨から守ったり、毎日使う水を家庭に届けたりしていて、僕たちの暮らしに欠かせないものです。蓮ダムは高さが78メートルあり、これは三重県にあるダムの中で3番目の高さだそうです。一番高いのは宮川ダムで88.5メートルだそうです。宮川ダムは僕の住んでいるところの近くにあり、見に行ったこともあるのでうれしかったです」とダムを見学に行った際の写真を紹介、番組MCの中久木アナウンサーと多森さんは「すごく勉強していますね」と目を細めていました。

 祐さんは続いてもう一つの写真を紹介こちらは、VR体験をしているときのもので、大雨で災害になったときにどうやって逃げるかなどを学ぶことができそうです。

 そんな祐さん、何やら最近夢中になっていることがあるそうです。

 写真には将棋を指す祐さんの姿が「この前、年上の人と戦って負けそうだったけど、逆転して勝てた時はとても嬉しかったし、もっと色々な人と戦って勝ちたいなと思いました」と語りました。

 将棋は4月に始めて数カ月で高校生に勝ったということを聞き、中久木アナウンサーもびっくりしていました。

 多森さんに「どうして将棋を始めようと思ったんですか?」と聞かれると「賢くなって、頭の回転が速くなるようにしたかったから」と話す祐さん、子どもの時から空を見ることが大好きということで
空の写真を持ってきていました。

 写真について祐さんは「今年の1月の夕方、車で帰っている時、西の空に虹色の雲を見つけました。不思議な雲だなと思ったので図書館で調べたら、彩雲という雲だということが分かりました。彩雲は太陽の光が雲の小さな水滴を回り込んで進み、光の色が分かれることで見られる雲だそうです。僕が見た時は、薄いピンクは水色・緑色に見えました。彩雲は見ると良いことが起こる前触れと言われているそうなので、この番組に出られたのはこの雲のおかげだなと思いました」と、この時、彩雲を見つけたことで番組にも出ることができたと話していました。

 小さい頃から空や気象に関心を持っていた祐さん、続いての映像では、テレビで見た天気予報を伝える真似ごとをする幼い頃の祐さんの姿が、年中の頃から天気に興味があったようです。

 その後、多森さんから「それでは天気予報を伝えてください」と振られると、祐さんは「はい、天気予報をお伝えします。三重県は高気圧に覆われるでしょう。ですが、南から湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安定でしょう。」と原稿を読み上げました。

 中久木アナウンサーに感想を聞かれると祐さんは「小さい時から指し棒をやってみたかったので、小さい時の夢が叶った気分です」と答えていました。また、家でも見てくれている人がいて、この日のために、妹さんからもお守りを預かってきて臨んでくれたそうです。

 三重テレビの「小学生お天気キャスター たもりさんといっしょ」は、8月9日まで続きます。

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