日本初公開90点やプライベートコレクションが一堂に ミュシャの挿絵やポスター
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チェコ出身で、アール・ヌーヴォーを代表する画家アルフォンス・ミュシャの作品を集めた展覧会が、3日から三重県菰野町のパラミタミュージアムで始まりました。
挿絵画家をスタートとしたミュシャは、様々な劇場ポスターや商業広告などを手掛け、アール・ヌーヴォーの代表的な画家として成功を収めました。
今回の展覧会には、3世代にわたるチェコの医学博士チマル氏のコレクションの中から、書籍の挿絵やポスター装飾パネルなど、日本初公開の90点を含む約170点が展示されています。
舞台女優「サラ・ベルナール」の演劇、「ジスモンダ」をはじめとする劇場ポスターは、ミュシャの名を一気に世に広めた出世作です。
また、最晩年の作品「エリシュカ」は、友人の娘を描いたもので、写実的な人物描写でありながら衣装などの装飾性も持ち合わせいて、ミュシャ芸術の最終形ともされています。
関係者は「有名なポスターだけでなく、多くの原画やプライベートコレクションもある。なかなか見られない作品がたくさんあるのでぜひ見にきてほしい」と話していました。
ミュシャ展は9月29日まで開かれています。