鈴鹿・菰野が共に7回コールドで決勝へ 高校野球三重大会準決勝
高校野球三重大会は27日、四日市市霞ケ浦球場で準決勝2試合が行われました。
第1試合、津田学園対鈴鹿は、1回裏に鈴鹿が1死2塁から3番中井がレフト前へヒット。
1点を先制すると、4回裏に2死1塁から8番ピッチャーの今村がレフトへのタイムリー、津田学園のエラーもからんで2点を追加、0-3と鈴鹿がリードを広げます。
鈴鹿が5回にも1点をあげて、0-4で迎えた6回表、津田学園は2番水成がセンター前ヒット、続く3番武内と4番大江が四球を選び無死満塁とすると、5番岡のダブルプレーの間に1点、更に6番宮地の左中間ツーベースで1点をあげ、2-4と2点差に迫ります。
しかしその6回裏、鈴鹿は連続四球などで無死満塁とすると、9番園田が四球を選び押し出し。その後も内野ゴロなどの間に得点をあげ、この回4得点、2-8とします。
7回裏、鈴鹿は2死から四球とヒットなどで満塁とすると、1番の岡田がライトオーバーのタイムリー。2-9とし、鈴鹿が7回コールドで20年ぶりの決勝戦に駒を進めました。
第2試合、三重対菰野は、1回裏に菰野が1死満塁として5番松山。ここで内野のエラーが出て2点を先制すると、7番栗本もセンター前へタイムリー、0-3とします。
菰野は更に2回裏、8番梶谷、9番小山、1番菊地と3連打で無死満塁のチャンスを作ると、2番中川がセンターへの犠牲フライ。1点を追加し、0-4とします。しかし、三重は3番手ピッチャー古川が後続を抑え、この回のピンチをこの1失点で切り抜けます。
菰野のエース栄田はランナーを出すものの、要所を締めるピッチングで得点を与えません。一方、三重も3回と5回に満塁のピンチを背負うも、無失点で切り抜けます。
そして迎えた7回裏、菰野は5番松山が四球で出塁すると、6番栄田、7番栗本が連続ヒットで1死満塁とします。ここで8番梶谷が2球目を右中間へ、走者一掃のタイムリーで一挙3点をあげ0-7。試合は劇的な幕切れとなり、菰野が7回コールドで決勝戦進出を決めました。
高校野球三重大会決勝戦は29日に四日市市霞ケ浦球場で行われる予定です。今日の試合を勝った鈴鹿と菰野が対戦します。
それぞれ、鈴鹿は2004年以来20年ぶり、菰野は2008年以来16年ぶりの夏の甲子園出場をかけて戦います。
三重テレビではこの試合を実況生中継でお伝えするほか、公式ホームページと三重テレビアプリでもライブ配信します。
また、バーチャル高校野球でも配信します。