ダリやピカソなど中世から現代までのスペイン芸術 「宗教」や「光と影」など5テーマで紹介
ダリやピカソなど中世から現代までのスペイン芸術が楽しめる展示が、津市の三重県立美術館で開かれています。
スペイン芸術の収集を行う三重県立美術館と長崎県美術館が共同で開いたもので、ダリやピカソだけではなく、日本では名の知られていない作家の作品まで、中世から現代にいたる約100点の作品が展示されています。
展示は、「宗教」や「光と影」など5つのテーマで紹介されています。
中でも、芸術文化の黄金世紀である17世紀の作品で、幼いイエス・キリストとその家族の団らんを描いたものは色鮮やかでタッチの緩やかさが特徴で、聖母マリヤも優美に表現されています。
また、人間の顔とも見間違えるほど豊かな表情を浮かべる仮面をつけた人物の作品は20世紀に描かれ、怪しげで不気味な雰囲気が独特の世界観を表しています。
この展示は9月29日まで開かれています。