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ひき逃げや強盗など容疑者逃走事件の決め手 早期逮捕につながる無線連絡の正確さ競う

 ひき逃げや強盗など容疑者が現場から逃走した事件で、早期逮捕の決め手となる無線連絡の正確さや早さを競う通信指令競技会が、23日に三重県警察本部で行われました。

 通信指令に関する知識を高め人材育成の強化を図るために毎年行われているもので、県内18の警察署から司令塔となる通信室員と現場対応にあたる警察官、合わせて38人が参加しました。

 今回は強盗致傷事件を想定して実施され、三重県警察本部から緊急配備が発令されると、現場の警察官が被害者から容疑者の特徴や逃走車のナンバーなどを聞き出し、別会場に待機する通信司令員に無線で連絡。司令員は現場の警察官から聞いた容疑者の服装や所持品などの情報を正確に伝え、車が逃走した方向に向かうよう無線で手配していました。

 関係者は「負傷者の安全確保や早期の犯人逮捕に通信司令員の指示は大きく影響するので、競技を通して全体的なレベルを上げていきたい」と話していました。

 今回の競技会で上位3位までのチームから1チームが、9月に東京都内で開かれる全国大会に出場します。

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