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大会注目の近大高専・吉留が先発勝利 その他シードの津田学園・菰野などが準々決勝へ ベスト8揃う

 夏の高校野球三重大会、22日は4つの球場で3回戦8試合が行われ、ベスト8が出そろいました。

 津球場公園内野球場の第1試合は、高専初、そして伊賀地区初の甲子園出場を目指す近大高専と、1回戦で昨年の夏の覇者いなべ総合学園を破り、快進撃を続ける尾鷲が対戦しました。

 近大高専は大会注目の150キロ投手・吉留がこの大会初先発。2回表、尾鷲はその吉留を攻め1点を先制します。

 対する近大高専は3回裏に同点に追いつくと、迎えた5回裏、キャプテン倉好のヒットを足掛かりにこの回打者一巡、ヒット7本で一挙5点をあげ、試合の主導権を握ります。

 投げては、先発・吉留が尾鷲打線を7回3安打1失点に抑え8対1(7回コールド)で準々決勝進出を決めました。

 試合後のインタビューで吉留選手は「3回以降から自分がしたいピッチングができたので良かった。全員で野球をして、自分はチームを勝たせるピッチングをしたい」と次の試合以降への意気込みを語りました。

 ダイムスタジアム伊勢の第1試合は鈴鹿と第4シードで春夏連続の甲子園出場を狙う宇治山田商業が対戦。この試合は去年秋の県大会決勝と同じカードとなりました。

 鈴鹿は同点に追いつかれて迎えた8回裏、ツーアウト1塁2塁から5番・山中が勝ち越しのタイムリーヒットで勝ち越し。後がなくなった宇治山田商業は、9回表、得点圏にランナーを進めますがあと一本が出ず、鈴鹿が4対3で宇治山田商業を破りました。

 このほか、四日市市霞ケ浦球場第1試合、神村学園伊賀と第1シード津田学園の試合は津田学園が13対1で5回コールド勝ち、第2試合の津西と第2シード菰野の対戦は、菰野が7対0で7回コールド勝ちと、シード校が準々決勝に進みました。

 津球場公園内野球場の第2試合、高田対暁は、終盤の7回と8回に高田が大量得点をあげ、16対5、8回コールドで高田が勝利しました。

 ドリームオーシャンスタジアムの第1試合、海星対久居は、序盤のリードを守り切った海星が接戦を制しました。第2試合、三重と津商業は11対0で三重が勝っています。

 ダイムスタジアム伊勢の第2試合、四日市南と明野は、明野がサヨナラ勝ちで準々決勝進出を決めました。

 これで、高校野球三重大会はベスト8が出そろいました。

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