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井戸ある敷島スターチと防災協定 大規模災害時に生活用水提供

 地震や風水害など大規模災害時に市民の生活用水を確保しようと、鈴鹿市役所は22日、井戸による水源を持つ敷島スターチと防災協定を結びました。

 でん粉などを製造販売する敷島スターチは鈴鹿市内に本社と工場があり、敷地内には食品衛生法に基づいて検査を受けた井戸水があります。

 22日に締結された防災協定により、大規模災害時には工場周辺に住む市民1万5000人、1人当たり10リットル程度に相当する貯蔵タンク内の井戸水が提供されるということです。

 鈴鹿市の末松市長と敷島スターチの富田哲司社長が協定書に署名し、末松市長は「災害時に断水などで水が確保できないと市民生活に大きな影響を及ぼす。今回の協力は大変ありがたい」と話すと、富田社長は「飲料可能な状態にして貯水している井戸水を提供したい」と応えていました。

 鈴鹿市では、これまでに市内にある病院や事業所と同様の協定を結んでいて、今回の協定は5例目となります。

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