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足不自由な千利休長男のために配慮された茶室 庭園は映画ロケ地

 三重県津市にある真宗高田派本山専修寺で8月から始まる文化講座や企画展を前に、仏教への理解を深めてもらおうと21日、レセプションが開かれました。

 8月1日から約2カ月にわたって行われる文化講座などでは、江戸時代に高田本山独自の学問や文化が同時発展したことや、茶の湯を通して文化交流の拠点として果たした役割などが紹介されます。

 その催しをより楽しんでもらおうと、21日に開かれたレセプションには、東海地方を中心に茶道に関わる約180人が集まりました。

 参加者は普段は入ることができない庭園を見学し、映画のロケ地になったことや、足が不自由だった千利休の長男・道安のために、茶を点てる亭主の出入りが客から見えないような造りになっていることなどが紹介されました。

 宝物館の学芸員青木妙法さんは「江戸時代に活躍した歴代の聖人が盛り上げた世界を展示や学問などいろいろな面で楽しんでもらえる。ぜひ楽しんで」と話していました。

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