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特養で入居女性4人に虐待か 頭押さえつけたり口押しつける行為

三重県津市の特別養護老人ホームで、男性介護福祉士による入居女性への虐待が疑われる行為があったとして、市が調査していることがわかりました。

特別養護老人ホーム「慈宗院」によりますと、介護福祉士の男性職員(50代)は5月末から6月上旬にかけて、入居する80代から90代の認知症の症状がある女性4人に対して虐待が疑われる行為を行ったということです。

車いすから立ち上がろうとした女性の頭を押さえつけたり、別の女性を介護している時に手をかまれた際、「手をかむなら自分の手をかんで」と女性の手を口に押しつけるなど虐待の疑いがある行為が確認されました。

6月5日、別の職員が虐待行為を目撃し、施設による聞き取りが行われました。男性職員は「いけない行為とわかっていたが自分の未熟さから手を出してしまった」などと話しているということです。

施設は男性職員を1週間の出勤停止とし、この職員は現在、入所者と直接関わらない部署で勤務しています。

その後、施設が6月13日に津市へ通報し、現在市の調査を受けているということです。

「慈宗院」の高山宗親施設長は、「あってはならない事が再び起きてしまい深くおわびする。職員の教育・指導を徹底する」と話しています。

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