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熊の出没件数が過去最多の三重 出没情報と注意呼びかける「クマアラート」導入へ

 三重県の一見知事は9日、県内で熊の出没件数が過去最多を更新したことを受けて、注意喚起をより強化するため、出没情報に基づいて県民に注意を呼びかける「クマアラート」を7月中に導入する考えを示しました。

 三重県における今年度のツキノワグマの出没件数は7日時点で43件となり、過去最多だった昨年度の出没件数40件をすでに超えています。

 三重県ではツキノワグマによる人身事故は起きていませんが、県内のどの地域で熊が出没したかを確認できるよう、6月7日から県のホームページで出没情報マップの運用を開始しました。

 一見知事は9日に開いた定例会見で、「事前情報を入手し、自身が行く場所に熊がいそうなのか予測してほしい。これからレジャー目的の外出が増えると思うが、十分注意して対応してほしい」としました。

 三重県では、学識経験者や自然観察指導員など有識者の意見を交えて内容を検討し、7月中に「クマアラート」の運用を開始することにしています。

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