NEWS県内ニュース/詳細

買い物客「実感ない」「楽しみ」 新紙幣発行でレジシステム入れ替え 三重の各業界でも対応

 3日、約20年ぶりに新しい紙幣が発行され、1万円札はこれまでの福沢諭吉から、日本の資本主義の父とされる実業家の渋沢栄一に変わりました。

 三重県内の商業施設などでも新紙幣への対応が進んでいます。買い物客は「新紙幣発行の実感は全くない」「新紙幣は楽しみ」などと笑顔を見せていました。

 2004年以来、約20年ぶりに発行された新しい紙幣は1万円札、5千円札、千円札の3種類で、1万円札は渋沢栄一に、5千円札は女性教育の先駆けとなった津田梅子に、千円札は近代医学の礎を築いた北里柴三郎に変更されました。

 新しい紙幣では、偽造防止のため立体的に見えるホログラム技術が使用され、ユニバーサルデザインにも対応しています。

 新紙幣の発行に伴い各業界では対応に追われました。このうち県内に18店舗あるイオンでは、去年の秋から釣銭機などの交換を行ったほか、レジシステムの入れ替え作業も6月までに終了したということです。また、カードに現金チャージを行う機械も新紙幣対応へと変更されました。

 イオンスタイル津南の光石大二郎店長は「お客さまに不便がないよう準備をしてきた。安心してご来店を」と話していました。

 なお、これまでの紙幣も引き続き使用することができ、財務省では「今の紙幣が使えなくなる」などとあおる詐欺行為に注意するよう呼びかけています。

県内ニュース一覧に戻る

ページトップへ