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観光施設の入込客は緩やかに回復 持ち直しの個人消費と足踏みの雇用情勢 三重の経済情勢

 最近の三重県内の経済情勢について、東海財務局の津財務事務所は個人消費は持ち直し、雇用情勢は「改善の動きに足踏みが見られる」として、総括判断を「持ち直している」と5期連続で据え置きました。

 津財務事務所によりますと、「個人消費」は節約志向が引き続き強まっていて、高額商品や衣料品の売れ行きが伸び悩んでいますが、主要観光施設の入込客が緩やかに回復していることなどを受け、個人消費全体としては「持ち直している」として6期連続で同じ判断となりました。

 また、「生産活動」についてはアメリカの政策動向や海外の景気下振れなどの影響を受け、半導体や自動車などの輸送機械の受注や生産が低調となっていることから、全体として「回復のテンポが緩やかになっている」として、8期ぶりの下方修正となりました。

 「雇用情勢」については、人手不足感が強まっているものの「改善の動きに足踏みがみられる」として3期連続で同じ判断となりました。

 先行きについて津財務事務所は、「雇用・所得環境が改善に向かい、景気が持ち直していくことが期待される」とする一方で、「海外の景気や物価上昇の影響を注視する必要がある」としています。

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