鹿肉でキーマカレーやメンチカツ 水分飛ばし旨味を凝縮 「SNS発信で知名度を」 三重県立伊賀白鳳高校
三重県が捕獲から流通まで徹底した衛生管理で提供している野生の鹿肉、「みえジビエ」を使用した出前授業が、伊賀白鳳高校で16日に開かれました。
伊賀白鳳高校では、栽培する野菜が鹿などの被害を受けたことから、生徒が県の獣害対策やジビエに興味を持ったことをきっかけに、鹿肉活用の商品開発を行ってきました。
出前授業は、鹿肉をよりおいしく食べられるコツを学ぼうと開かれ、生物資源科とフードシステム科の3年生10人が参加しました。
鈴鹿市でイタリア料理店を営む山川裕之シェフが講師を務め、キーマカレーやメンチカツなど鹿肉を使った3品の調理実演を行いました。
生徒たちは鹿肉の旨味(うまみ)を出すために肉から出る水分をしっかりと飛ばすことなどのポイントを学び、実際にメンチカツを揚げる作業に取り組みました。
生徒からは「ジビエなど鹿肉はマイナーなイメージ。おいしいということや活用方法があることをSNSで発信して知名度を上げていきたい」などの声が上がっていました。
生徒たちが考案した鹿肉を使った新商品は、来年度の販売を目指しているということです。