障がい者雇用数は三重県内最多規模 市庁舎や学校清掃などで能力発揮 鈴鹿の社会福祉法人が「もにす認定企業」
三重県鈴鹿市の社会福祉法人が、障がい者雇用などを積極的に行う事業主を評価する「もにす認定企業」に選ばれました。
厚生労働省が創設した「もにす認定」制度は、障がい者雇用の促進や安定に関わる取り組みなどを積極的に行う中小事業主を選定するものです。
17日は、障がい者支援施設の運営などを行う伊勢亀鈴会が、県内で29番目となる「もにす認定企業」に認められ、三重労働局の石田聡局長から伊勢亀鈴会の横山仁司理事長に認定通知書が手渡されました。
横山理事長は「介護職員不足の解消や障がいのある人への施設利用の促進につなげ、障がい者の潜在能力を最大限にいかせるような環境をこれからも整備していきたい」と話しました。
伊勢亀鈴会は、障がい者の雇用数が県内最多規模となったほか、市の庁舎や学校清掃など障がいのある人が能力を発揮できる場をつくっていることなどが認定につながりました。
なお、三重県は去年12月時点で「もにす認定企業」は全国で3番目に多いということで、三重労働局では認定制度のさらなる周知を図っていきたいと話しています。